社員のメンタルヘルス対策。その一歩。

さて、先日、「日本の半分以上の法人は、社員のメンタルヘルス対策を行っている。」という記事をアップしました。ということで、今回はメンタルヘルス対策をそろそろやってみようかという時に参考にしたいサイトの紹介です。


■厚生労働省 こころの耳 職場改善のためのヒント集


厚生労働省が運営している労働環境におけるメンタルヘルス対策サイト。その中でも、こちらのヒント集にあるメンタルヘルスアクションチェックリストに関しては、とりあえずの対策がチェックリスト形式で紹介されているので、即効性が高いです。もちろんすべてができるわけではないですが、とりあえず、何かやろうという会社さんにはまずは検討のたたき台となるかもしれません。


ここからは色々な会社の採用に携わった経験からの単なる感覚値なのですが、メンタルヘルスに悪影響をおよぼしやすい要素の1つとして、最も大きいのは「裁量のなさ」だと思います。もちろん極端に労働環境が悪いとかをのぞけばですが、「裁量のない」環境、「仕事上のコントロール権」が少ない状況というのは、メンタルヘルスに問題を抱えやすいような気がします。特にSIerのシステムエンジニアの方がメンタルヘルスを壊しやすいというのは、スケジュールなどに関してヒエラルキーの下にいくほど決定権が失われていく構造になていくからだと思います。


だから、瑣末なことでもコントロール権を社員に渡しておくというのは、メンタルヘルス対策の1つになると思います。例えば「PCの機種は選ばせてあげる」とか、そういうことでもいいと思うので。


ということで、参考にしてみてください。