御社の新卒は、辞めすぎ?まずは平均を確認しましょう。

本日は4月2日、ほとんど会社では今日が新年度初日で入社式が開催され、多くの新入社員を迎えているはずです。しかし、1年後、3年後、その中の何名が残っているでしょうか。新入社員は3年で3割辞めるというのは、すでに一つの常識として定着しつつありますが、多大なコストをかけて採用した新入社員が3割も辞めてしまうのは、人事や採用担当としても胃が痛い話です。


では、自分の会社は新卒、辞めすぎなのか。それは結局は他社との比較でしか語ることはできません。業界の平均よりも離職率が同じくらいなら、少しは気休めになるでしょうし、経営層からつめられても、ある程度、根拠をもって切り替えせるようになるはずです。


ということで、そんな時に役に立つのが以下の調査です。


新規学卒者の離職状況 厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html


卒業校(中卒、高卒、大卒)別、産業別、事業所の規模別の3年離職率データがまとめられています。3年とありますが、例えば平成28年3月卒の場合、1年間のデータとなります。当たり前ですが。で、これを見ると1年でだいたい10%前後の人が退職してるんですよね。業種別の差も大きくて「生活関連サービス業、娯楽業」となると19.9%で、2割近い方が1年で辞めていることになります。


ということで、「ウチの会社、新卒、辞めすぎぃ」と感じたら、まずは冷静になって他と比べてどうなのか調べてみることが対策の第一歩となるのかもしれません。